“タチエスクオリティ”を一手に管理する 責任重大な仕事
愛知工場品質管理課 2013年入社 O.T(主任)
学生時代から自動車に興味があり、自動車関係の職業に就きたいという夢がありました。 そのなかでタチエスを選んだのは、車のシートは人と接する重要な部品であり、さまざまなOEMと関わることができる独立系企業という点に魅力を感じたから。 入社して10年間、ずっと品質管理の仕事を担当しています。 品質管理の仕事を一言で伝えると、設計書に従ってできあがった製品が、想定通りの機能を持っているかどうか判断すること。 タチエスは多くの自動車メーカーのさまざまな車種に対し、用途に応じた高品質なシートを提供しています。 「そのシートは本当に快適で座り心地が良いか?」「利便性や安全性能はどうか?」といった観点から厳しくチェックし、お客様にご満足いただけるものを提供するのが、私たちの仕事です。
ときには予想外にお客様から不具合を指摘されることもあります。 難しいのが、そのご指摘の多くが“フィーリング”であるということ。 「少しシワが寄っている」「座った感じが少し硬い」など決して数値化できない、感覚的なご意見を受けることが多いのが品質管理の特徴です。 「硬い」という感じ方は人それぞれですし、シワをどう捉えるかも人によって異なります。 しかし私たちに求められているのは、目の前のお客様が今、どのように感じているか、ありのままに理解すること。 そしてそれを製造の現場にフィードバックし、お客様の望むものを作ること。 そのために私が大事にしているのは「聞く力」と「伝える力」。お客様のご意見をきちんと「聞き」、それを咀嚼して現場に「伝える」。 この力が重要だとつくづく実感しています。 仕事をしていて一番やりがいを感じる瞬間は、お客様から「まったく問題ないですね!」という声をいただいたとき。 これからも視野を広く持って品質管理のエキスパートを目指したいと思っています。
品質管理の仕事は突発的なトラブルに対応することも稀にあり、課には夜勤のメンバーもいます。 私も以前は昼勤と夜勤を交互に務めていましたが、子どもが生まれたこともあり、現在は昼勤だけ。 自分の生活スタイルに合わせて比較的自由に働き方を調整できる点も働きやすさにつながっています。 休日には子どもと一緒に公園で遊んだり、ショッピングモールに出かけたり…。 モールで自動車の展示を見るたび、ついシートに目がいってしまうのは職業病かもしれません(笑) しかし他社のシートからヒントを得たり、新しい課題に気づいたりすることも多く、日々の研鑽の積み重ねが大事だなと感じます。
私がタチエスを選んだのは「人の目に触れる部品を作りたい」というのが大きな理由でした。 自動車産業といってもいろいろな企業がありますし、どこに焦点を当てて就職活動をしたらいいかわからない人も多いと思います。 そんなときは合同説明会に参加して、実際の部品や現物を見ながら説明を受けるのがおすすめです。 自分はどんなものを作りたいのか、できるだけ具体的にイメージしながら就職活動をすると、入社したあとの仕事も想像しやすく、就職活動のモチベーションも高まります。 ぜひ参考にしてみてください。