1本1本の線の積み重ねが、
1つの製品の土台になっていく
第二製品設計部 製品設計課
2024年入社 F.M
見た目だけではない、
シートに座る人を考えた設計
この会社を知ったのは、大学時代の研究室の教授から紹介されたのがきっかけです。
大学ではデザインを専攻していて、CADで形を作ること自体には慣れていました。
外観デザインだけでなく、内装や家具よりのデザインもやっていた私にとって、
完成車メーカーではなく、シートメーカーという立ち位置も、
「形を考える仕事」として距離が近そうだと考えていました。
ただ、入社してすぐ、車のシートとしての設計の難しさに触れていくことに。
CADで形は作れる。
でも、その形がなぜそうなっているのかを説明できないと、仕事としては前に進まない。
「形を作れること」と「設計として成立すること」には大きな差があります。
製品としてのデザイン性も当然大事にしながら、
座り心地、安全面、機能面、燃費に関わる重量など、
クリアしなくてはいけない要素がたくさんあります。
それが難しさに感じる面、やりがいにもつながっている仕事です。
すべての線の意味を、緻密に考えていく
私が担当しているのは、シートのフレーム設計です。
フレームは、シート開発の中でも一番最初に決まる部分で、
その後にパッドやトリムが積み上がっていきます。
後工程を考えるとシートの土台となるような部分です。
経験を積むうちに大切だと感じていることは、
「一本一本の線すべてに、理由が必要」ということでした。
なぜこの長さなのか。なぜこの角度なのか。
自分なりに考えて引いた線でも、その理由を言葉にしようとすると、うまく説明できないことも。
例えば、溶接を前提とした余白の取り方では、製造のことを意識しているつもりでも、
先輩に見てもらうと、ばらつきの出方や現場での作業を前提にした視点がまだ足りていない。
フレームは後から簡単に直せない分、最初の判断の重さが大きいんです。
車のシートは、実際に乗車する方が一番過ごす場所。
その土台となるフレームの設計は、形を考える仕事ではなく、
「製造から実際に乗られるまでをいかに想像できているか」を問われる仕事なんだと、
少しずつ理解できるようになりました。
図面の線が、実際の製品として走り出す喜び
入社して1年目のとき、セカンドシートのロック解除を、
手動操作からスイッチ操作に切り替える提案開発に関わりました。
電気制御の部分が多く、その分設計も複雑に。
モーターの配置や、そこから伸びるケーブルの取り回しを考えながら、
進めなくてはいけませんでした。
何度も試行錯誤を重ね、初めて試作シートを動かしたとき、
引っかかる感じもなく、操作もスムーズにできた感動を今でも憶えています。
頭の中やCADの画面で考えていたものが、実際のシートとして動く。
その瞬間に、自分が何度も設計図面に向き合った苦労が吹き飛ぶ感覚でした。
設計の仕事の面白さは、考えて終わることでも、図面を描いて終わることでもなく、
自分が考えたものが、実際の製品として形になるところまで見届けられることにあると思います。
まだ関われている製品は限られていますが、
これからは、もっといろいろなシートや機構に関わっていきたい。
1つひとつの製品が形になる過程を経験しながら、
設計者としての引き出しを増やしていけたらと思っています。
採用に応募いただく方へ
シートの製造は、多くの人が関わる仕事です。
私の担当は設計ですが、多くの部署や製造担当ともチームを組んで1つの製品を仕上げていきます。
一人で完結できない分、実際に製品になったときの喜びは大きいです。
物事を突き詰めて考えられる人や、多くのことを学ぶ姿勢のある方が向いている職種だと思います。
タチエスはCAD研修などの制度や教えてくれる先輩方もたくさんいるので、安心して成長できる環境です。
1日の仕事内容
| 09:00 |
出社/朝礼MTG |
スケジュール、業務進捗確認 |
| 10:00 |
レイアウト検討 |
CADを用いた2Dレイアウト確認 |
| 11:00 |
レイアウト検討 |
CADを用いた2Dレイアウト確認 |
| 12:00 |
昼休憩 |
食事持参 |
| 13:00 |
進捗確認 |
上司に作成したレイアウトを報告 |
| 14:00 |
レイアウト修正 |
レイアウトの修正 |
| 15:00 |
モデリング作成 |
レイアウトをもとに3Dデータを作成 |
| 16:00 |
モデリング作成 |
レイアウトをもとに3Dデータを作成 |
| 17:00 |
進捗確認、
データ修正 |
上司にデータ確認いただき修正を行う |
| 18:00 |
業務終了 |
平均残業時間15~20H/月 |