地域社会

基本的考え方

当社グループは、社是「互譲協調」の精神に基づき、地域社会の皆様との信頼関係の醸成に努めるとともに、地域が直面する社会課題解決への貢献を通じて、その地域の持続的発展に寄与することが企業の社会的責任であると考えています。

地域貢献への取り組み状況

当社は、良き企業市民として、事業所周辺地域で行われる活動に従業員が参加するとともに、当社の知見を活かした社会貢献活動に取り組んでいます。

地域貢献活動の紹介

当社と株式会社Nui Tec Corporationは秋田県横手市に「医療用エプロン」を寄贈

株式会社タチエスの子会社である株式会社Nui Tec Corporationは、 2023年3月20日、秋田県横手市へ医療用エプロン1,300枚を寄贈いたしました。2020年度、2021年度に引続き3年連続での寄贈となりました。 横手市長からは、「災害はいついかなる時に発生するかわかりません。緊急対策備蓄品としてありがたく頂戴します。」 と感謝のお言葉をいただきました。 Nui Tecは、秋田事業所・横手事業所・名古屋事業所・長野事業所の4つの生産拠点を有しております。医療用エプロンは、自動車用シートカバーのモノづくりで培った経験を活用して秋田事業所にて製造いたしました。 引き続き、タチエスグループはシートの開発および生産で培ったノウハウや保有する設備を活用し、関係者の皆様と連携し、新型コロナウイルス感染拡大防止や医療現場への支援に努めてまいります。

Nui Tecの技術、こだわり

医療用エプロン製造の主な作業内容は、裁断から熱溶着、折りたたみの工程が中心となり、自動車用シートの技術に加え、モノづくりの経験を活かして、医療現場での使い易さを考慮した機能の追求と肌ざわりの良い素材選びにこだわりました。

社長から横手市長に 目録を贈呈

贈呈式の様子 (市役所本庁舎にて)

医療用エプロン (全体)

第56回 青梅マラソンでの給水支援活動

2024年2月18日に第56回青梅マラソンが開催され、当社は毎年恒例の給水支援ボランティア活動を行いました。新入社員、役員、労働組合、OBなど約40人のメンバーが集まりました。支援活動を行っている場所はJR青梅線 二俣尾駅の近く、30kmコースの復路の難所とされている上り坂地点です。ランナーが紙コップや飴を取りやすいよう間隔を空けて配置したり、飲み終わった紙コップを回収する場所を設けたり、給水所にはランナーを支える様々な工夫を施しました。ボランティアメンバーはランナーへ手を振ったり拍手をしたりしながら 「ファイトー!」「がんばれー!」 と絶え間なく声援を送りました。今年は例年と比べてとても暑い日だったので、ランナーにとって辛い環境だったと思います。ピーク時には水を欲するランナーが大勢押し寄せ、水の補給はギリギリでボランティアメンバーは大忙しでした。ランナーからは「ありがとう!」「いただきます!」「助かります!」 と、たくさんの声をいただき、必死な中でも心温まる瞬間がたくさんありました。また、当社からの出走者もおり、当社ランナーが給水所前を通るとメンバー全員で大きく盛り上がりました。最後のランナーが通り過ぎた後は、メンバーからは必死に給水した後の心地よい達成感を味わったような拍手が起きました。当社は、この活動を40年以上続けており、ランナーの激走を支える活動に携われることに誇りを持って取り組んでいます。今後もランナーの皆さんの支援活動を続けていきたいと考えています。

ボランティアメンバーの集合写真
給水活動の様子

 

  

TF-METAL 産業廃棄物を肥料として再利用する取り組みを実施

~生産工程で生成されるリン酸溶液の有効活用~

株式会社タチエスの子会社である、株式会社TF-METALは、竜洋事業所(静岡県磐田市)の生産過程で発生する産業廃棄物を副産物肥料として農林水産省に正式登録しました。 TF-METALは2021年度より、産業廃棄物を肥料として再利用する取り組みを実施してまいりましが、2022年9月12日に肥料名称「工場(こうば)の恵み1号」として正式に肥料として登録することができました。産業廃棄物の削減のみならず、肥料の植物成長促進効果でCO2削減に寄与すると考えております。

「工場(こうば)の恵み1号」の地域社会活動と研究への取り組み

  • 近隣自治体・関連団体への肥料の寄贈 (協力:磐田市役所、静岡県立農林環境専門職大学(静岡県磐田市))
  • 更なる効率的な肥料の使用方法の研究 (浜名湖ガーデンパークのふれあい花壇を借りて、花壇の整備、肥料の成果確認などを実施)
テレビで紹介されました

2023年7月31日(月)SBSテレビ「LiVEしずおか」 「無害化すれば資源」工場廃水からリン酸取り出し肥料化 輸入制限で価格高騰・・・農業の救世主に【SDGs】 (リンク先:SBSテレビ)

工場(こうば)の恵み

肥料登録証

ふれあい花壇での活動

本社/技術・モノづくりセンターフードバンクへ備蓄食料を寄贈

当社、本社/技術・モノづくりセンター(青梅市)は 2023年8月24日、「昭島市 地域のこども食堂あおぞらみんな食 堂・みんなカフェ」の食支援活動「フードバンク昭島」へ災害用備蓄食料「そのままご飯(五目ごはん)」600食を寄 贈いたしました。 当活動は備蓄食料入替時に行う活動であり前回(2018年度)に続き2回目の寄贈となりました。(2018年度寄贈先: セカンドハーベストジャパン)みんなカフェの代表の方からは「頂いた食材は毎週木曜日行われているパントリー(配 布会)で利用させていただきます」と感謝のお言葉をいただきました。コロナ禍に続く物価高で食料支援を待つ人たち は増えており、みんなカフェさんでは賞味期限近くの食材でも自己責任として分け合っているそうです。スタッフのみ なさんは全てボランティア「地域のやさしい気持ちをつなげ、誰もが無理なく社会にイイことに参加できる、自然に頼 りあえるコミニティを目指し、分け合うことは特別なことじゃない!」との思いで活動を続けてらっしゃいます。みな さん、素敵な笑顔でお話を聞いたこちらも「ほっこり」した気持ちになりました。

今後は食料以外の災害備蓄等も活用し、活動支援に努めてまいります。

受け渡しの様子

対応いただいたスタッフの皆様

当社が寄贈した 備蓄食料20箱(600食)
配布食では利用者がこの棚から持ち帰ります
 
 

その他の社会貢献活動