スマートシェル #1
将来自動運転化が進むにつれ、車での移動時間は隙間時間となり、車室内での過ごし方は多様化していくと考えます。
パーソナライズされた空間で没入感を提供することで車室内体験の質を向上させることを目指しています。
5感にアプローチしてハードとソフトを融合し、クロスモーダルに体験の質を向上させることが狙いです。

・パーソナライズ空間を実現するためのシェルユニット構造
・感覚器を刺激する機能デバイス搭載

・コンテンツ(映像+音響+香り+振動)
コンテンツに合わせ機能を連動させ、
クロスモーダル的に乗員の五感を刺激し、没入感を演出


開発進度
ハプティクス技術:立体振動シート
本製品は、背もたれや座面に搭載した複数の振動子を個別に制御し、振動を三次元的に表現することで、コンテンツと連動した物体の臨場感を高め、高い没入体験を提供します。
これにより、振動のみでも対象物の位置を認識することが可能となり、直感的でわかりやすい情報伝達を実現します。
現在は、「車室内での過ごし方の質向上」をテーマに、車両内での活用を見据えた研究開発を進めており、移動空間における新たなユーザー体験の創出を目指しています。
振動子を制御する技術
東北大学 昆陽研究室開発の立体振動技術を、共同研究によりシートへ搭載しています。
・身体に複数の振動刺激を加え、振動の感じ方を調整することで、
特定の方向や距離に振動源があるかのように感じさせる技術
・体の周囲を物体やキャラクターが動いているような感覚を生み出し、より高い臨場感を実現
・振動の配置や制御方法を、着座時の姿勢に最適化

出展:東北大学 昆陽研究室

開発進度
移動マイルーム
移動マイルームは「移動するマイルーム・パーソナルな生活空間」をコンセプトとし、通常の生活と同等の行動をする空間、乗員にとってパーソナルな移動する空間の実現を目指しています。自動車の車室内は狭くて窮屈!という概念から、壁面スライド、スライドドアに伸縮シートを搭載することによって、車室内とは思えないラグジュアリーな空間へ生まれ変わります。

移動マイルーム室内

壁面ロングスライド

スライドドア連動伸縮シート
家と共存して生活の価値を高めることができる空間として、“家のリビング+α(嬉しさ)“を想定し、家族や友人など多人数で愉しめる空間、自分だけの快適で心地良い空間であったりと場面ごとに空間をお愉しみいただけます。
当社は自動運転化が進み、車室内の空間がさらに自由に使える未来を想定した開発も進めています。

オーナー用 移動マイルーム
デスクワークが中心の空間 仕事、勉強、時には息抜き…
集中して作業をしたい時に

マイルーム+α
親しい友人との会合 / 旅行の移動手段 兼 部屋 として

家族用 移動リビングルーム
周りを気にせず 子供と過ごせるセカンドリビングルームとして

オーナー用 アトリエ
趣味に没頭できる自分仕様の空間
スマートスイッチ
将来、車両は多機能化し、装備が増えることに伴い乗員の操作タスクも増加する見込みです。乗員の負担を軽減するため物理スイッチでの操作を減らしたいというニーズがあると考えます。
また、従来のシートスイッチは主にシートクッション側面下部の手動操作のため、スイッチを直接目視で確認できません。乗員はスイッチを手で掴み、シート位置の調整を運転姿勢とは違う不安定な姿勢で行う必要があり、うまく調整できたと思ってもいざ運転姿勢になると微妙に位置が合わないといったことがありました。これらの課題解決のために、自然な手の位置で容易に操作でき、かつ物理操作を低減できるインターフェースの開発に取り組んでいます。
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| スイッチの多い車室内 |
従来のシートスイッチ操作 |
一つのインターフェースで複数デバイス操作できるようにすることにより、操作タスクの低減を実現します。アームレスト上にスイッチを配置することで手元での操作が可能となり、スイッチアクセス性が向上します。また、アームレストにスイッチを埋め込むことでデザインの自由度が向上します。


開発進度
シート回転機構
自動運転化が進むと、車室内は単なる移動時間ではなく過ごし方が多様化すると考えます。そこで、乗員のプライベート空間と乗員同士のコミュニケーションシーンを切り替えるデバイスが必要と考え、回転機構の開発に取り組みました。
シートが運転席と助手席で向かい合うように内側に回転すれば、相手の表情が見え、非言語情報が増えることによりコミュニケーションが向上します。逆に外側に回転すれば、相手を視界から外しプライベートの空間を築くことができたり、外の景色が見えやすくなるためリラックスに繋がります。
当社研究結果では、内側・外側それぞれ20度ずつ回転すれば十分にその効果が得られることが分かりました。この小回転角を実現する回転機構の開発を進めております。
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| コミュニケーションシーンイメージ |
プライベートシーンイメージ |
従来シートに搭載されているスライド機構を活用し、省スペースかつ軽量な機構となっています。
厚み:他社に比べ50%減 ※当社調べ
重量:パワー仕様にて最軽量 ※当社調べ、スライド部品を除く

開発進度