当社は、「中期経営計画 TVE (Transformative Value Evolution) Wave2 2027(2025~2027 年度)」を策定しております。
2030ビジョンおよび新中期経営計画TVE Wave2 2027の位置づけ
当社はシートメーカーから、シートシステムを一貫して開発・生産できる“シートシステムクリエーター”、そしてグローバルに製品を提供できる“グローバルシートシステムクリエーター”へ成長してきました。お客様のグローバル化に伴い当社も拡大してまいりましたが、自動車業界100年に1度の大変革期を迎え、当社を取巻く環境が大きく変化してきました。持続的成長のためにこれまでのやり方を変え、事業活動を通じて新たな価値を提供し、真の独立系企業として生き残っていくため、“タチエスの存在意義”を定義した上で、2021年度~2024年度の中期経営計画『Transformative
Value Evolution (TVE)』を策定しました。このTVEという言葉には、『大変革時代の中、自己変革によって価値を進化させ、新しい価値を提供していく』という想いを込めております。

「存在意義」について
TVEの基本的考え方
既存のシートビジネス領域で「深化」による業務の変革を行い、そこで得られた成果を用いて「進化」と「新化」で新たな価値に繋がるイノベーションを生みビジネス領域を拡大し、それぞれの成果を各ステークホルダーに還元するとともに、成長に向けた投資を行うことで企業価値の向上を目指します。

財務目標(2027年度)
『人と社会と共生し、快適で豊かな生活空間を創造し続けることで
人々を笑顔にする』というコーポレートビジョンの実現のため、今回の中期経営計画を策定するにあたり、まずは当社の“存在意義(パーパス)“について定義をしました。当社が持っている、人の姿勢を”安心・安全・快適に支える”技術、様々な材料を“組合わせる”技術、“グローバルで高品質をお届けする”モノづくりの力で、持続可能な社会の実現にどういった貢献ができるかを考え、当社の存在意義を「座るを追求し人と地球を支える」といたしました。
財務目標
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財務資本戦略 キャッシュフローアロケーション
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株主還元方針
主たる配当の財務指標としてDOE(連結自己資本配当率)を採用することとし、キャッシュフロー、中長期的に健全な財務基盤の維持などを総合的に勘案し、積極的な株主還元を実施します。
目標値: 2021年度から2024年度のDOE 3~4%
「配当金・DOEの推移」について
マテリアリティの設定
- 目標の考え方:事業戦略に加えて、財務・資本戦略を総合的に考え企業価値の向上を目指します。
- 目標値
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24年度 経営目標 |
営業利益 |
90~100億円 |
ROE |
必達8% / 目標10% |
DOE |
4% |
売上高 |
2,700億円 |
2030年度に向けての成長戦略
2021年度から2024年度を再生・強化の期間と位置付け、収益構造の改善と資産効率の改善で基盤を再構築します。事業戦略を進めて行く上で、以下の3つを重点活動方策として取組みます。
- モノづくり競争力の強化
- 組織営業力の強化
- 経営基盤の強化
また、上記重点方策の土台として、DXの促進にも取り組みます。

事業戦略においては、「3つのシンカ」がキーとなります。
“深くなる深化”ではリーン化によって収益性を高め、それらで得た経営資源を “新しくなる新化”と
“進む進化”の領域に成長投資を行い、イノベーションを起こします。結果として、売上構成を変えて行くことで、より広い領域で価値を創出して行きます。
これら全ての活動の取り組みによって、当社の存在意義を実現する状態を目指してまいります。
「3つのシンカ」について
組織営業力の強化 2.0
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モノづくり競争力の強化 2.0
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スマートファクトリー
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開発プロセスの変革
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「進化」
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「新化」
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経営基盤の強化
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人的資本経営の推進
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サステイナブル社会実現への貢献
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